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日野町産近江鹿カレー(カレーハウスCoCo壱番屋近江八幡サウスモール店) [カレー]

私の郷里、滋賀県蒲生郡日野町では、以前からシカやサルによる獣害に悩まされている。鈴鹿山脈で食物連鎖の頂点にいたキツネが伝染病で激減したため、シカが増加して植物を食い荒らし、それに追われてサルが山から下りてきて、農作物を荒らすのであるが、最近は、シカのえささえ不足して、シカが人里近くまで下りてくるようになった。深夜になると市街地のすぐそばまでやってきて道路に飛び出してくるため、自動車と衝突する事故もあとをたたない。この話を聞いて、「シカがかわいそう」などと思ってはいけない。なぜならば、シカは大きく重いため、シカとまともにぶつかったら、自動車はほとんどの場合、エンジンルームやフロントガラスが全壊し、走行不能になる。軽自動車であれば衝撃ではね飛ばされることもあり、道路下に転落して運転者が死亡したケースもあったぐらいだ。私も、2年ほど前、飛び出して来たシカに右フロント・フェンダーの側面から衝突されたことがある。幸い、フレームとバンパーがやや歪み、ヘッドライトの光軸がずれたぐらいで済んだが、凄まじい衝撃であった。シカの方は、しばらく転がっていたが、そのうちに起き上がって、山の中へ走り去ってしまった。さて、このような獣害を防ごうと、地元の猟友会では、猟期になると、総出で駆除に取り組むわけだが、なかなか追いつかないのが現状だ。また、駆除した獣肉も、処理が難しいため、流通ルートが確立されておらず、やむなく埋却処理されることも多いとか。その話を聞いて、滋賀県内に店舗を有するCoCo壱番屋のフランチャイズ企業、株式会社アドバンスが、日野町猟友会と協力し、同会副会長の島村哲生さんが運営する獣肉処理施設「獣美恵堂(ジビエドウ)」で合法的に処理された鹿肉を活用して、「日野町産近江鹿カレー」を開発された。チェーン本社である株式会社壱番屋を説得して、滋賀県内3店舗(近江八幡サウスモール店、東近江五個荘店、EAPASA多賀店)で、2010年5月から(EXPASA多賀店は6月から)試験的に提供されている。当初は8月末までの予定であったが、取り組みを評価する声が多かったため、11月末まで期間延長された。「獣美恵堂」で最適な処理をされたシカのもも肉を、圧力鍋で時間をかけて調理されており、臭みもなくとても柔らかに仕上がっている。食感は、やや硬めの牛肉といったところか。非常に美味しくヘルシーなので、獣害駆除を応援するという意味も含めて、ぜひ近隣の方は食してみてほしい。(EXPASA多賀店、高島安曇川店を除く株式会社アドバンス系列全店舗で提供中)

  所在地 近江八幡市上田町1278-3近江八幡サウスモール内
  最寄駅 JR東海道本線・近江鉄道八日市線近江八幡駅

CoCo壱番屋近江八幡サウスモール店「日野町産近江鹿カレー」2.JPG

チキンカレー60倍(印度屋) [カレー]

吉祥寺の伊勢丹百貨店新館地下に不思議なカレー屋がある。何が不思議か、と言うと、伊勢丹地下の飲食店街にあるにもかかわらず、夕方5時にならないと開店しないということが不思議なのである。1日の営業時間はわずかに4時間。以前は、もっと長く営業していたそうだが、マスターが他の活動に忙しいということもあって、最近はずっと午後5時開店である。で、このお店、実はその筋では超有名店である。「その筋」とは「激辛マニア筋」のこと。このお店は、「激辛王」と呼ばれる人たちが、トレーニングのために訪れるという、いわば「激辛ブーム」の火付け役のようなお店なのである。通常は、全く辛味のない0倍から60倍まで選べるわけだが、この60倍が凄まじい。私のような激辛好きでさえも、食した20分後ぐらいに、強烈な貧血症状に襲われ、冷や汗ダラダラ、目の前真っ暗、という状態になる。もちろん、このお店に初めて訪れ、いきなり60倍を注文しようものなら、マスターが、百万言並べて押しとどめようとする。ご自身でも40倍までしか食べないとか、どんなに激辛、バカ辛好きでも、60倍は無理だとか。私が最初に訪問した時もそうだった。しかし、私は、「今日は60倍を食べに来たんです。」と言って、絶対に譲らなかった。マスターは遂に折れて、「お客さん、しようがないねえ。最初から60倍しか食べないっていう顔をしているんだもの。」と言って、60倍を作ってくれた。当然、あっという間に完食。それを見ていたマスターが、「今まで、テレビの激辛王とかが何人も来たけれど、お客さんは、間違いなく5本の指に入るね。普通は絶対にそのスピードで食べられないよ。いやあ、大したもんだ。テレビのチャレンジ番組とかに出場しても、少なくとも予選は必ず通るよ。あと優勝まで行けるかどうかは、当日の体調によるからわかんないけどね。」と言われた。が、そういう話を聞いているうちに、だんだん、周囲の音が聞こえなくなり、店を出る頃には、完全な貧血状態に陥っていたのである。こんなことは、初めての経験だったが、幸い、マスターには醜態を見られなかったようだ。

 所在地 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 吉祥寺伊勢丹エフエフ館B1F
 最寄駅 JR中央線吉祥寺駅北口

印度屋「チキンカレー60倍」2.jpg

ビーフカレー・辛口(ビィヤント) [カレー]

京都大学医学部附属病院正門の正面にある、間口がたった一間半の小さなお店、それがビィヤントである。もう25年ほども前、高校の部活の先輩に連れられて行ったのが最初だった。その頃は、まだ「激辛ブーム」も到来しておらず、自家製の甘いカレーぐらいしか食べた経験のなかった私は、そのあまりの辛さにショックを受け、しかしその爽やかな辛さに魅入られてしまったのである。それ以来、私の「激辛」遍歴が始まった。ビィヤントは、私のカレー好きの、まさに原点ともいうべきお店なのである。刺激だけを求めるなら、ビィヤントより辛いお店はいくらでもある。しかし、ビィヤントほど辛さが爽やかなカレーは、他にはないと、私は確信している。。
<附記> どうも、ビィヤントに関して、伝説とされている話の真実を、私が知っているようなので、参考までに書いておく。現在、ビィヤントのカレーには、甘口、中辛、辛口の3段階がある。甘口が、一般的な辛口に相当すると言われていて、それ以上はないが、かつては「その上」があったらしい、という伝説である。その伝説は、事実である。何時なくなったかは知らないが、少なくとも、私が百万遍にある駿台予備学校の寮で生活していた1986年3月までは、「その上」があった。それは、「スペシャル」と言う。辛口のカレーソースをベースとし、客の目の前で、小鍋で、各種スパイスと赤ワインを合わせて煮込んだもの。それはそれは辛かった。当時、小峰のおばちゃん(ママ)に聞いた話では、完食できたのは、私を含めて2人だけ、ということだった。強面の浪人仲間の1人をだまして、この「スペシャル」を食べさせたことがある。この仲間は、2口でダウンした。
  所在地 京都市左京区聖護院西町12
  最寄駅 京阪電鉄丸太町駅


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