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さくら漬 [総菜]

皆さんは、「さくら漬」をご存知だろうか。「よくコンビニ弁当などに入っているうすいピンク色をした短冊形の漬物」と言えばわかると思う。この「さくら漬」、いったいどういう漬物なのか、詳しいことを知っておられる方は、ほとんどいないと思う。あるいは、「大根の漬物」と勘違いされている方も多いのではないだろうか。「さくら漬」は、本来は日野菜という蕪の一種を塩で漬け、酢や味醂で味付けしたものである。材料の日野菜は、私の出身地である滋賀県蒲生郡日野町が原産で、写真(上)のように、ひょろっと細長い形状をしている。初冬の、初霜が降りた後ぐらいに収穫され、その他の時期に作ることは大変難しい品種である。この日野菜を、短冊形に刻み、塩で1週間ほど押す。水が上がってきたら、桶から取り出して、酢、味醂で味を調えるのである。人によっては、あく抜きをする場合もあるようだが、あくが日野菜の風味でもあるので、我が家では一切あく抜きをせず、やや酢を多めに入れる。着色料は一切入れないが、鮮やかな色が出るのが特徴である。これがあると、いくらでもご飯を食べられる。市販品になかなかよいものがないので、私は、冬になると田舎から日野菜を取り寄せて、自分で漬けているのである。



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